DAY14 グランドキャニオン国立公園 / Grand Canyon National Park
キャニオン巡り最終日
これまでアーチーズ、ザイオンと巡って来たので、本日はアンテロープとグランドキャニオンを巡り、そのまま南下してAirbnbで予約したセドナ近郊の家にホームステイさせていただく予定。
まず朝一番にペイジの街に程近いホースシュー・ベンドに移動する。ここはHwy89号脇の駐車場から歩いて15分程度で辿り着く。ここは有名なインスタ映えポイントでもあり早朝にも関わらず多くの観光客がいた。
※入場料:10ドル
崖ギリギリでセルフィー撮影する人が多いポイントだが、柵のないところは真っ逆さまに転落するリスクがあるので要注意。赤い大地が朝焼けして美しい。ちなみに「コロラド」とは「赤みをおびた」という意味のスペイン語で、コロラド川がロッキー山脈から運んできた赤い沈泥のことを表す。
次にアンテロープキャニオンに行きたいが、ツアーを申し込む必要がるため、ツアー会社が入居しているダムプラザへ移動。原則事前予約が必要とのことだが、閑散期のためか当日申し込みできた。ツアー会社は複数あるようだが、私はAntelope Canyon Toursのアッパー・アンテロープキャニオンツアーに参加した。
※ツアー料金:91.98ドル(チップ別)
ツアーの開始時刻はAM10:00。出発まで時間があるので腹ごしらえとグレンキャニオン・ダムを見学に行く。
グレンキャニオン・ダムは全米2位の規模を誇る(1位はフーバーダム)。高さ216m、幅47m、出力132万キロワット。このダムはフーバーダム建設によって引き起こされたレイクミードの沈殿物対策のために作られたものらしい。このダムの建造により、約300km(東京から名古屋間に相当)の巨大な人工湖レイクパウエルとペイジという町が生まれたというから本当にスケールの大きい話である。
神秘的な造形のアンテロープキャニオン
AM10時。アンテロープキャニオンへ出発。ツアーガイド兼ドライバーの女性が運転するマイクロバスに乗って向かう。30名ほどの観光客が3つのバスに分かれて乗車。ペイジの町から20分程度で到着する。
アンテロープキャニオンは大地に出来た大きなクラック、裂け目である。
アンテロープキャニオンは砂丘が固まってできた砂岩が鉄砲水に侵食されてできたものだそうだ。砂漠にときおり降るスコールで生まれた水が集まってできた鉄砲水が比較的柔らかい砂岩を削り取ってできた奇跡の造形なのである。
この造形の美しさのポイントは頭上からわずかに照らす日光が生み出す陰影であり、そのため造形の魅力を感じる時間帯は正午前後に限られるとのこと。
光のバランスが写真の出来栄えを左右する。ツアーガイドはそれを熟知していて、iPhoneの撮影技術を教えてもらった。私が撮ってあげるから、とツアーガイドに撮影してもらったものもある。それぞれの造形には名前が付いている。これは視界の方向・角度もポイントになる。イマジネーションが大事ね、とのこと。
こちらは Lady
Sunrise
Eye
Face
これはなんて言ったか忘れた・・・。
やっぱりスケールの大きいグランドキャニオン(大峡谷)
ツアー終了後、グランドキャニオンへ移動。約2時間程度で到着する。入口は中央と東にあり、東口から入場した。
嬉しいことが一つあった。東口の係員に入場料を支払おうとすると、
「この前に他の国立公園を2つ以上行ってないか?」
「あるある。ザイオンとアーチーズ」
「じゃあ、レシートを見せて」
鞄の中のレシートの山からザイオンとアーチーズのレシートを探して提示したところ、国立公園年間パス(National Park Annual Pass)を買った方がお得、ということで差額で年間パス(80ドル)に変えてくれた。Thank You!!
グランドキャニオンは東西約446km(東京と琵琶湖の距離に相当)に延びる長大な峡谷だ。500〜600万年という年月をかけて赤い大地(コロラド)を削り、巨大な峡谷を作り上げた。国立公園として見学できる場所は東側のごく一部だが、約50kmの公園の中に、マーサーポイントをはじめとして複数の展望台が用意されている。それぞれの展望台からの眺めも味わい深い。
世界中から観光客の集まるグランドキャニオンだけあって、設備も充実しており、長期滞在するためのコテージがたくさんあり一つの町とも言える。ビジターセンターの他に、お土産屋、本屋、マーケットプラザ等がある。ここに長く住んでみるのも悪くない。
今朝見学したグレンキャニオンダムができるまでは、この峡谷を流れるコロラド川は濁流の如くの水量だったらしい。上流にダムが出来ることによって水量が減少しそのことによって植生も変わったのだとのこと。ダム建設前の探検隊の様子が展示されている。
光の当たり方によって峡谷の装いも移ろっていく。夕陽を浴びたグランドキャニオンは美しく、いつまでいつまでも眺めていられた。
美しい街セドナへ
本日はホームステイのためあまり遅い到着は失礼だ。夕日のグランドキャニオンを眺めた後、ダッシュでセドナへ移動する。グランドキャニオンから約2時間半後にセドナ近郊の街コットンウッドに到着。
車中泊が続いたので暖かいベッドで寝れるのがとても嬉しい。
Review of the route
- 走行距離:300mile (484km)
- 走行時間:6時間41分
本日受け入れていただいた方は、ホスピタリティが非常に高く、英語の拙い私にも親身になって色々な話をして頂いた。ちょうどW杯の直前なので、サッカー日本代表がんばってるわよね、アメリカはイマイチなのよね。私は、アメリカンフットボールよりサッカーの方が好きよ。だって、アメフトは頭の怪我が多いですもの、だって。帰国後に、日本代表と同じくらいアメリカ代表を応援したのは言うまでもない。
それと、この方はあの伝説の名機、Apple IIを所有してらっしゃった。まさか彼の地セドナで、パソコンの祖といえるApple IIに出逢えるとはしれず興奮してしまった。