アメリカ横断記 ~ Live well, Laugh often, Love much. ~

アメリカ横断記。また旅行のことや登山のことなど。

DAY20 バグダッドカフェ / Bagdad Cafe

トップガンの聖地 サンディエゴ

サンディエゴに来たらダルビッシュ有のいるパドレスのゲームを観たいところだが、残念ながらメジャーリーグはすでにシーズンオフ。振り返ればこの旅でアメリカ4大スポーツ(MLB, NBA, NFL, NHL)を一つも観戦することが出来なかったのが心残り。iPhoneSofascore を入れてゲームに遭遇できるチャンスを窺っていたが残念。これは今度の機会にしよう。

そしてサンディエゴといえばトップガン。2022年5月に世界に先駆けて「トップガン マーヴェリック」 のグローバルプレミアが行われた海軍航空博物館に行ってみる。航空母艦ミッドウェイが入場料を払わずとも間近でみることが出来た。全長305m、横幅79m。とてもでかい。トップガンは1作目、2作目ともにたくさんの海軍の基地があるサンディエゴが舞台だが、リサーチ不足でロケ地は行ってない。

USS Midway Museum


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朝ごはんを食べてなかったので、美味しいタコスが食べれそうなレストランを探す。見つけたのがオールドタウンにあるこの Miguel's Cocina というお店。タコスもトルティーヤチップスも美味かった!ただ一人分にしてはなかなかボリューミーだったのでチップはお土産袋に包んでもらって後でいただくことにする。

Miguel's Cocina

Miguel’s tacos

Tortilla chip

 

大好きなギタリスト ランディ・ローズのお墓参り

サンディエゴから、旅の最終地ロサンゼルスまではクルマで2時間ちょっとで行けるが、その前に行きたい場所が2つある。

1つ目が、私が高校時代から大好きなギタリスト、ランディ・ローズのお墓だ。クワイエット・ライオット、オジーオズボーン・バンドに所属していたランディは25歳の若さで飛行機の墜落という不慮の事故で命を落としている。

私がランディを知ったのは彼が亡くなった後だ。高校生の時に聞いたランディのギタープレイ〜攻撃的なリフと美しい旋律のソロ〜が私のハートを鷲掴みにした。レスポールフライングVがランディのトレードマーク。私も真似して(廉価な)レスポールを買ったがちっとも上手くならなかった。

Classic Randy

 

ジーオズボーン・バンドでランディの演奏を残したアルバムは2枚と数少ないが、珠玉の名作がこの2枚に凝縮されている。Crazy Train を私は一体何回聞いただろう。


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ランディのお墓はカリフォルニア州San Bernardino(LAから1時間程度)にあることを私は日本を発つ前に調べていた。

Mt. View Mortuary & Cemetery

ここがランディの墓。ローズ(バラ)に囲まれている。墓標には "An Inspiration For All Young People" と刻まれている。そうです、ランディはたくさんの世界の若者達にインスピレーションを与えてきたのです。ありがとう。そして安らかにお眠りください。

Grave of Randy Rhoads

 

あたたかく迎えてくれたバグダッドカフェ

続いて向かったのはバグダッドカフェ。こちらもカリフォルニア州のNewberry Springsにある。LAから2時間程度。映画「バグダッドカフェ」のロケで使用した店が現存している。以前は別の店名だったが、1987年にドイツで製作され世界中に上映されたこの映画を観て訪れてくる観光客のためにか、店名を映画と同様のものに変更したとのこと。

バグダッドカフェを初めて観たのも高校生の時だ。当時私は映画オタクで、高校の映画研究会に所属し毎週のように地元の映画館に通っていた。バグダッドカフェを知ったのは、Jevetta Steeleが歌う主題歌の「Calling you」が先で、この曲の世界観に入り込む形でこの映画を鑑賞した。物語としては淡々と進む人間ドラマだが、乾いた砂漠の情景の中に主題歌が染み渡る感覚が印象的だった。


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バグダッドカフェへはなんとか暗くなる前に到着したかった。San Bernardinoから急ぎ足で向かうが、なんとか夕暮れ時に間に合う。ここがバグダッドカフェ。映画のイメージのままだ。何も無い砂漠の中にポツンと建っている。

Bagdad Cafe

 

バグダッドカフェはルート66沿い。店の裏にはI-40が走っている。映画に出て来たモーテルや給水塔は無かった。

 

お店の中は電気が点いているのでお邪魔してみるが誰も居ない。写真やサインなど記念の品々が壁一面に貼られている。黄色いポットやオルガンもある!

 

しばらく中を見学してゲストブックに記帳しているうちに、店の裏に住んでいる女主人が店に戻ってきてくれて私を歓迎してくれた。既にお店はやっていないが観光客のために常にお店を開けているとのことである。迎え入れてくれたことに感謝の気持ちを伝えて記念にマグカップを購入させていただく。

 

 

最終地ロサンゼルスへ

さて暗くなってきたので最終地ロサンゼルスに向かう。さすがの全米2番目の大都市はとても規模が大きくGoogleMapを頼りに目的地に向かう。

I-40 West to Los Angeles

最後の宿泊地は、Airbnbで見つけたホームステイ形式の一般家庭である。とても綺麗なお宅でインテリアが可愛らしく飾られている。無人での到着だがクリスマスツリーが迎えてくれた。ホストさんは本日遅くまでお仕事されているとのことだったのでご挨拶は改めてとなった。

 

Review of the route

  • 走行距離:379mile (610km)
  • 走行時間:7時間28分

Day20 route

本日は高校時代の思い出の答え合わせのような旅になった。まぁ一人旅なのでよしとしよう。明日LA市内を観光した次の日は帰国だ。この日々がずっと続くように思えていたが名残惜しいものである。

宿の近くのコインランドリーで溜まった衣類を洗濯して身支度を整える。

Coin Laundry