DAY6 クリーブランド / Cleveland
早朝のクリーブランドを散策
前夜はクリーブランド近郊に泊まったたため、早朝のうちに到着。本日の目的地ロックの殿堂がオープンするまで時間があるため、エリー湖周辺を散歩する。中学校の社会で出てきた五大湖の一つ、エリー湖。想像したより遥かに大きい。向こう岸(カナダ)は見えない。湖上を移動する大きな船が停泊している。
これはなんだろう。シティーホールの横にはどデカいスタンプのオブジェが横たわっている。
後から調べたところ、クレス・オルデンブルクという著名なポップアーティストが製作したものらしく、スタンプの大きさとしては世界一とのこと(まぁそうでしょう)。整然とした町にかなり大きな赤い物体が鎮座しており、さすが自由(FREE)の国アメリカ。
ついに来たよロックの殿堂
そうこうしてるうちにロックの殿堂「Rock and Roll Hall of Fame」がオープンする時間に。
ここに来ることを日本にいる時から楽しみにしていた。ロックの殿堂とは、ロックンロールの歴史や記録が保管されている博物館のことであり、この「ロックの殿堂入り」することはロックに関わるアーティストや製作者にとってはとても名誉なこと。プロ野球でいうところの名球会入りみたいなものか。
そのロックの殿堂が何故このクリーブランドにあるかというと、クリーブランドがロックンロールの発祥地であるからだとか(もう少し正確に言うとクリーブランドのラジオDJが1950年代初頭に初めて "Rock and Roll" という言葉を使用したから)。
※入場料は35ドル。事前予約無し、入場前にスマホ決済で電子チケット発行、QRコードで入場する。
ほんとにたくさんの品々が展示されており、一例を挙げると。
Angus Young
Edward Van Halen
・・といった具合。しかしこれはあくまで一部です。他にもたくさんのアーティスト達が使っていた楽器や楽譜、衣装などが展示されていた。心を揺さぶられたあの曲たちが蘇ってくる。ロックが好きな人であれば本当に幸せな時間を過ごせると思います。
ここで一日中過ごしていたいところだが次の目的地があるので、3時間ほど見学した後にクリーブランドを発つ。
オハイオ州、インディアナ州を西へ西へ移動
次の目的地はイリノイ州シカゴ。オハイオ州クリーブランドからひたすら西へ移動。ここの移動は本来I-90号を利用すべきだが、一部Toll road(有料道路)となっているため一般道を迂回利用する(※この旅は有料道路を利用しない方針のため)。おかげで一般道に立ち並ぶオハイオ州、インディアナ州の民家をのんびり眺めることができた。11月11日のベテランズデーが近いこともあってか星条旗を掲げている家の多いこと。日本ではありえない。
他にも船を牽引する車や馬車、長大な貨物列車など日本の公道では到底見ることができない景色を楽しむことができた。6時間以上の移動だったが飽きない道中だった。
a car that carries a ship
carriage
大都会シカゴに到着
そしてついに着いたシカゴ。さすが全米第三の都市。田舎道からの移動ゆえかとてつもない大都会に感じた。そしてニューヨークやワシントンD.C.とはまた違った都会的な落ち着いた雰囲気を街全体から感じることができた。
ただ一つ難点あり。シカゴの宿はフリーハンドという清潔でお洒落だがとても安価なドミトリーに泊まることができたが、近隣の駐車場代がとても高い!宿代が1泊35ドルに対して駐車場代(24時間)が49ドル。宿代より高いなんて!しかも駐車場の予約・入退場にはiParkというアプリをスマホにインストールしなければならない。効率化、無人化が徹底している。
ジャズクラブで大人の時間を満喫
なんとか車を駐車場に駐車、宿にチェックインし寝床を確保した後に気を取り直し、せっかくシカゴの夜なので、ジャズを聴きに街に繰り出す。といってもジャズが聴ける店を事前にチェックしてなかったので、夜の街を散策しながら人出がありそうな店に入る。
ふらっと入ったその店は Andy's Jazz Club というシカゴを代表するジャズクラブだった。プロのジャズミュージシャン達の生演奏に耳を傾け、相席で隣りに居合わせたオーストラリア人とも会話を楽しみ、大人の至福の時間を満喫することができた。
※ビール2杯入場料込みで39ドル。
Review of the route
- 走行距離:452mile (728km)
- 走行時間:8時間22分
走行距離も走行時間も記録更新。農道や大都市の運転もだいぶ慣れた。ドミトリーで相席になった方は日本人(しかも函館出身)だったので久々に日本語を話せて嬉しかった。結局AM2時過ぎに就寝。