DAY5 ワシントンD.C. / Washington, D.C.
雨の日のワシントンDC
本日はアメリカの首都、ワシントンDCの市内観光。この日は雨だった。3週間の旅を振り返ると雨天はこのDC滞在時のみだ。都心部での路駐はOKのようだったので、議事堂裏の道に車を止めて小雨の中歩いて移動する。
朝食を食べてなかったので小腹が空き、前日ニューヨークで買ったマフィンを口に入れるが、これが甘い。めちゃめちゃ甘い。中にザラメの砂糖がたっぷり入って更に甘い。日本で食べ慣れているマフィンのつもりで口に放り込んで失敗した。油断していた分トラウマ級に甘い。この日よりアメリカのいわゆるスイーツ系は避けるようになった。
日曜の朝早く、しかも雨天ということもあり人手は少ない。しかし中間選挙を間近に控えているのでもう少し活気があるかなと思うと期待は少し外れた。
雨の中、連邦議会からワシントン記念塔そしてホワイトハウスまで歩いてみた。途中に博物館がたくさん並んでいる。スミソニアン協会の博物館は無料で見学できるようだ。今回ここに時間を割くことができなかったが、DCの博物館巡りも面白そうだ。
さすがにホワイトハウスは厳重に警備されていて中に入れそうに無い。まぁ選挙前の最終日曜日、大統領はどこか別の都市に遊説に行っていることでしょう。
ホワイトハウスまで歩いて、ここから折り返し歩いて帰る体力もないのでバスで車のあった場所まで戻る。※後から振り返ると、電動キックボードを利用するのが良い選択肢だったと思う。
アメリカのバスでは一般的らしいが、止めてもらいたい停留所が近づいたら黄色い紐をひっぱるらしい。ワシントンDCは計画都市なだけあって街が整然としてとても綺麗な街。ニューヨークの喧騒から移ってきたばかりもありどこか物足りなさを感じる街でもあった。
アパラチア山脈を越えて
車に乗って次の都市を目指す。次はアパラチア山脈を越えて、エリー湖に面したクリーブランド。このルート選びはちょっと悩んだ。当初は南下してナッシュビル→メンフィス→オクラホマシティに行くことを計画していたが、クリーブランドには「ロックの殿堂」というなんとも魅惑的な建物があるらしい。またその先にはシカゴもある。ジャズの街シカゴにも行ってみたい。ということで、次はクリーブランドを目指すことにした。
アパラチア山脈はさほど高くなく、トンネルを通過することはなかった。途上、本場のバーガーキングで本場のワッパーとコーヒーを注文する。白人の可愛らしい女の子が応対してくれたがどうしても聞き取れない。しまいには別の店員と代わってしまったのはとても残念だった。おそらく「ルフォミ?」と言っていたと思うが、後から調べたら「room for milk ?(ミルクを入れるスペースは要りますか?)」ということだった。こういうところの英会話、訓練しないと。
ピッツバーグを抜けてクリーブランドに向かって北上するとI-80(インターステート80, 州間高速道路80号線)にぶつかる。ここを西に折れる辺りで暗くなってきたので本日車中泊できる場所を探す。インターステートは次の出口案内でガソリンスタンドやレストランの看板を表示してくれる。こんな感じ。
車中泊での万が一の犯罪防止のため、都市部に近すぎず、かといって人が多く集まっていそうな所を探すことを判断基準にしており、この看板を見ながらなるべく規模の大きそうなガソリンスタンドの駐車場で車中泊することにしていた。
ドライバーのオアシス
すると遠くから見てもよくわかる、煌々と照らされた広大なまばゆい土地が道の先に見える。
Truck worldというトラック専門のドライブインらしい。この写真だと伝わりづらいがどデカいトラックがずらっーと並んでる。ココ、ココ。こういう所を探してました。今日の宿泊先はここに決定!
施設も広く、シャワー、ランドリーはもちろんのこと、ゲームセンターやバーのような、ドライバーの皆さんが寛げるスペースやカー用品の専門店街が収容されている。まさにドライバーのオアシス。アメリカの無骨なトラックのフォルムを見てるうちにすっかりアメリカントラックのファンになった。いつか運転してみたいな。
全米にはこのようなトラック専門のドライブインが至る所にある。インテーステートを走るとよくわかるが、トラックドライバーが全米の物流を支えていると言っても過言ではない。リスペクト。
Review of the route
本日のルートと走行距離は以下。1日目に比べて走行効率は上がった。
- 走行距離:330mile (532km)
- 走行時間:6時間24分